2019
この地球は、制限のある惑星です。 ある種の枷や不自由さの中で何かに挑戦したり体験したりすることで、 私たちはこれまで、魂力を磨き、鍛えてきました。 地球全体が目醒めの時期に入っているいま、 そんな制限も解かれようとしています。 いままで鍛えてきた魂力を使って、 こんどは人生を自由に創造する段階に来ているのです。 制限が外れていく中で呼び覚まされていくものの中に、 サイキック能力(超能力、霊的能力)があります。 私たちの本質である霊の世界へ行けば、 誰もがサイキックであるといいますが、 次元上昇とともに物質が霊質化しているいま、 この世にありながらその能力が使えるようになるのは、 自然なことであり、必然のことなのでしょう。 サイキック能力は、私たちにもともと備わっている 「人体の機能」であるにもかかわらず、 一部の人の特殊能力であるように思われてきたのは、 使わないでいた期間があまりに長かったり、使い方を知らなかったために、 “無いもの”と錯覚してしまっていただけ。 「スリープ」状態になっているその感覚の埃を払い、リハビリをすれば、 誰もが再び使えるようになります。 そして、蘇った機能を使って周りを見回してみると、 いままで見えなかったものが見え、気がつかなかったことに気づき、 感じなかったことを感ずるようになるでしょう。 宇宙の多重構造や奥行き、 深遠な真理の側面を多次元的にとらえることができ、 宇宙の脈動と共振しながら、より本質的に生きることができるようになって 可能性が無限に広がっていきます。 霊的成長のために、霊的能力は要らない。 むしろ、真理へ近づく妨げになる―― そんな教えが、いままでの私たちに役立ってきた事実は、 二元世界の特徴を如実に表しているといえます。 能力開発の意図が、エゴや恐怖ではなくワンネスの愛に、 競争意識ではなく共存共栄意識に設定されれば、 サイキックはむしろ、 霊的成長や理想郷の実現を大きく推進するものになるでしょう。 私たちが地球人から銀河人へと華麗なる変容を遂げる過渡期であるいま、 全知全能なる神の遺伝子が発動するにつれ、 魂の自由度を獲得するにつれ、 私たちは本当は何者であるのか、徐々に思い出されてゆくことでしょう。 心よりの祝福を込めて、今月号をあなたにおくります。