2019
「美」という概念に向きあうとき、 スピリチュアルな人にとっては、ちょっと複雑な思いがあるかもしれません。 なぜなら、美は本来、宇宙の側面のひとつであるにもかかわらず、 エゴや分離や不調和といった、闇を拡大するためにも使われてきてしまったから。 愛のぬくもりや光の尊さを知っている人たちは、 誰かと差をつけて優越感や劣等感を抱かせられるようなやり方に、 もううんざりしていることでしょう。 一方、たとえば、素晴らしい芸術作品などを見たときは、 魂がうちふるえ、息を呑むほどの感動を覚え、 まさに神ここに現れたり、と思いますね。 それは、宇宙の美意識がほとばしった光を見て、 あなたの内なる光と共鳴しているから。 そう、光の表現こそが、神の芸術である大自然がもつのと同じ、 真の美しさなのです。 物事の本質が表に現れる水瓶座（アクエリアス）時代は、 美しさの基準が、闇から光へと変わっていきます。 表面的な美、エゴ的な美は淘汰され、内なる光の現れた調和美へ…… そして、私たちの本質である光、自らの光を表現することを、 宇宙はますます促してくるでしょう。 この世は、表現体現することに学びがあり、それにより動いていく世界。 内在する光を外に現せば、多くの人の光とつながることができ、 ミラールームやダイヤモンドのような幾重もの光の反射となって、 自分自身に返ってきます。 「私はあなた」「あなたは私」というワンネスの世界では、 相手の内なる光を映し出す鏡として、おたがいが存在するのです。 今号の特集では、 「外からのアプローチで内なる光を引き出す」方法と、 「内なる光を拡大して外に表す」方法の2つの方向から 霊性を高める美しさを学んでいきます。 本質の美を体現した人は、この世界を癒し、勇気づけ、希望を与える、 愛と調和の神・女神です。 多くの人の女神性が花開くことで、少々遅れ気味の惑星次元上昇は加速され、 この地球が光の星となる日も近づくことでしょう。 宇宙の愛と光があなたのもとにいっそう降り注ぎますように…
